企業の様々な部門で活用されているメール共有システム。顧客からの問い合わせに複数人で対応し、返信漏れや二重対応を防ぐことができるだけでなく、過去の対応履歴を蓄積してノウハウ共有も可能になります。
しかし、数多くのメール共有システムがあり、自社の業務に最適なものを選ぶのは決して簡単ではありません。そこで本稿では、システム選定のポイントと国内主要サービスの特徴を紹介します。
無料トライアルで使い勝手を確認
メール共有システムを選ぶ上で欠かせないのが、無料トライアル版の存在です。実際に操作して使い勝手を確かめないと、後々使いこなせずに本来のメリットが生かせなくなる恐れがあるためです。
画面レイアウトや機能の配置などを確認し、直感的に操作できるかどうかをチェックしましょう。無料トライアルで納得がいかない場合は、他のサービスを検討する必要があります。
対応チャネルを確認
メール以外の電話、チャット、各種ECサイトなどから寄せられる問い合わせを一元管理できるかを事前に確認しましょう。自社で運用しているチャネルに対応していないと、メール共有システムを導入する意味がなくなってしまいます。
セキュリティ体制の充実度も重要
顧客情報やプライバシー性の高い内容を扱うため、セキュリティ体制の高さは必須の要件と言えます。自社のセキュリティポリシーを満たすだけでなく、第三者による不正アクセスへの対策も重視する必要があります。
主要サービスの特徴
筆者が「メール共有システム比較」などのキーワードで検索し、上位に表示された国内15サービスを抽出。各社の特徴を簡単に紹介します。
メールワイズ(サイボウズ)、Re:lation(インゲージ)、メールディーラー(ラクス)など、幅広い機能と手頃な価格が魅力のサービスが人気です。一方、少人数向けの安価なサービスや大企業向けの高機能サービスもあり、ニーズに合わせて使い分けられます。
無料版の提供や、30日間の無料トライアルを実施しているサービスも多数。事前に検討するのに適した環境が整っています。
メール共有システムを選ぶ際は、無料トライアルで使い勝手を確認し、対応チャネルやセキュリティ体制を精査することが重要です。本記事を参考に、自社の業務に適したサービスを見つけてください。
メール共有システムの比較