外壁・内装のメンテナンスの流れ
日常的に外壁は太陽光や雨、台風、落雷のような自然の影響を受けていますので、目視での検査と定期的な清掃が非常に重要です。
普段は清掃だけで問題が解決する場合もありますが、放置してしまうと外壁の劣化が進み、最終的には外壁の取り替えが必要になることもあります。
一方、内装は私たちの生活空間の一部ですので、汚れが付きやすく日々のケアが非常に重要です。
特にドアノブや玄関前の壁紙などは、気づかないうちに汚れたり剥がれたりする可能性があるため、注意が必要です。
外壁や内装の劣化箇所を見分けるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
外壁の場合、サイディングの継ぎ目のシーリングが劣化し、タイルの剥がれや水漏れの原因になることがあります。
定期的に点検し、補修が必要な箇所を確認しておくことが重要です。
内装に関しては、クロスの汚れや水廻りの水漏れなどを目視でチェックしましょう。
劣化の程度によっては、自分で緊急の処置を行うことも可能です。
必要な道具はホームセンターなどで手に入れることができるため、リフォーム会社に依頼するよりも費用を抑えることができます。
劣化の初期症状を見逃さないように注意しましょう。
外壁の注意点としては、屋根や雨どいの部分、そして2階以上の清掃が難しい場所を見逃さないようにしましょう。
これらの箇所は高所にあり、手入れをするにははしごを使う必要がありますので、注意が必要です。
高所作業をする際には、安全のために必ず2人で行うことも重要です。
内装においては、気温の変化や湿度の影響でクロスがたわむことがありますので、季節ごとに注意深く観察するようにしましょう。
また、劣化の進行具合については、5年ごとに区切って解説致します。
築5年から10年の間に関しては、外壁には繊維質原料を加えたセメントで作られたサイディングがよく使われます。
参考ページ:戸建て メンテナンス費用はいくらくらいかかるの?修繕の周期等詳しく解説!
サイディングと内装の耐用年数とメンテナンス
サイディングは、密度が高く耐震性や耐火性、遮音性に優れた素材です。
また、工場で製造されるため、精度の変動が少ないです。
一般的には、サイディングの修繕時期は7年から13年と言われていますが、これはあくまで目安です。
実際には、清掃作業やメンテナンスの具体的な内容によって、サイディングの耐用年数は大きく変わることがあります。
内装においては、築5年から10年の間には、クロスの変色や汚れが起こりやすい傾向があります。
しかし、専用の洗剤を使用したフキンなどで定期的に清掃することで、この問題に対応することが可能です。
さらに、築10年から15年の間は、給排水管などの設備機器の更新時期だとも言われています。
このような設備機器は年数とともに劣化しやすいため、定期的な点検や必要な場合の交換が必要です。
以上のように、サイディングや内装の耐用年数は一般的な目安が存在しますが、具体的なメンテナンスや設備機器の点検・更新が重要です。
適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な生活環境を維持することができます。
外壁・内装のメンテナンスの流れ